朝は、どんよりした曇り。なんだか気分もコロナ最中でもひとつになる。
善行堂さんから前にハガキで注文した本について、ハガキが届く。手書き
のきれいな字で書いてあるのを読み、そういや私はメルアドも電話番号
もハガキに書かなかったなと気づいた。それでも明治時代みたいな手紙
で時間かけて連絡するのは何だかうれしい。早速、郵便局へ出かける。
今はパソコンで全部印刷して手書きでない郵便が来るが下手でも手書き
の方が絶対に良いです。善行さんは流石前は先生らしいきれいな字で
す。お昼に冷ご飯を使い、ハムと玉子と炒めて焼飯を作り食べる。
ずっと右腕が痛くて力が入りにくいけど、つい力を入れて焼いてしま
った。でも、おいしかった。午後から本棚を片付けながら見ていると
木山捷平の「無門庵」が出てきてパラっと読みだすと、あらあら全部
読んでしまう。一時集めてたので木山本は沢山ある、本屋は開いてない
が家には山ほど本だけはある。私小説のジャンルに入るが飄々とした
面白さがある。出入りの御用聞きにいちいち言い方や入り方まで口を
出して夫人に呆れられたり、気に入ったクズ屋(昔は古紙や空きビン
を貰いにリヤカーで家々に回収しに来た人)を相手に将棋を指したり
する。酒好きでパチンコもする。今でも全然古く感じないね
夜に家人が会社から帰ってきて、明日から時間をずらして仕事場も
分けて仕事に行くとか、テレワークできない技術職なので会社も大変
らしい。給料があり今は大変ありがたいです。