世間では黄金週間初日と言うが、え?そうなのて感じの水曜日。みどりの
日も晴天なり。いつもと逆方向へ歩いてライフ内にあるカフェへ十時に行く
ここで喫茶の友のYさんと会い数日ぶりにコーヒーを一緒に飲み話す。と
書いたらデートみたいだが、ただの友だち。私は朝は喫茶店でコーヒーを
飲む習慣があり一年中元旦以外、喫茶店に行く人です。なので近所の
おばさんとも顔見知りの人は沢山おられるが、おばさんと一緒にお茶して
も、大体が少し年上でしゃべってるといつも「あんたはええな、毎日こん
なとこでラクして」と自分は今までどんだけ苦労しただの言い出すし、
こちらの家族や収入幾らだの調査するわ、おまけに新聞も読まない勿論
本読まない、テレビの芸能人ネタか隣近所の誰それのネタで後はパチンコ
幾ら負けただので、なめられた言い方もするしうんざりな女性ばっかり。
あくまで近所のおばさんです。男のおじさんの方が、話が合う。新聞も
読んでるし社会のことを知ってる人が多い。第一、人を上から目線で言
わない。年上の主婦のおばさんには随分と失礼な物言いするのが居るん
だす。自分はしわくちゃなブスでも人のこと同じように言ってるのに
言われると激怒したりね。思えば、二十代の頃からそうでお局様タイプ
の女性は苦手で男性の方が話しやすく友だちが多かったな。
そんな風に男性と話しできるようなったのが、ジャズ喫茶のSへ入り
びたるようなってから。男の人ばかりだったので段々と慣れで話できる
ようになった。さりげのお陰と言っても良いぐらい。
林哲夫「喫茶店の時代」ちくま文庫を読んでいると最後の方に、その店
が出てきて少しうれしい気持になる。このジャズ喫茶は「風の歌を聴け」
に出てくる、ジェイズバーのモデル。村上春樹さんが高校生の頃から
通っていた店ですね。映画には別のジャズ喫茶が撮影場所になり間違わ
れるが間違い、なんでって階段を降りて背中でドアを押して入るのは
さりげなくだけ。今はもう無い。