なえブログ日記

大島なえの気まぐれなブログ日記

ふたたび山口瞳

コロナの緊急事態宣言は解除され街には仕事へ行く人が戻ってきた。

今週なって夏らしくなり朝は五月の空が青く広がる。もうすぐ六月になる

今度は雨の梅雨の季節が来るんだすね。山口瞳の「血族」をブックオフ

買ってたのを瞳さんつづきで読みだしたら、これが今までのと違いすごい

特異なと言いたくなる両親や兄弟また遠縁と言う変わった人たちが出入り

する。母への愛情と隠して決して死ぬまで言わなかった己の実家のこと。

執拗に調べていく本人が最後に辿りついたところは・・・読み終えると

ぐっと来るものあり涙がでた。山口瞳の生涯に一冊の小説だ。今まで

読まなかったが、今だから読むとわかるものがある気がするな。

夕方にその気分を抱えて行きつけの店でビールを飲みに行く。窓を開け

てクーラーはまだ入れず。この店暑くなってもなかなか冷房を入れて

くれなくて夏は少し困る。入ると入口近くにSさんが座っている。少し

迷ったが隣に座りあいさつ。この前別の常連からきつい嫌味を言われて

いたが、その話をしたり。明日から仕事へ行くのが決まったと散髪した

頭でボソボソと報告されよかったね。と言う。本来なら一杯おごりたい

が今日はやめておく。四十日も仕事を休み、昨日まで正直気が狂いそう

だったと言う。そうやろなぁでもまたレストランが再開しておめでとう

この店では嫌なことも何度もあったがうれしい事もあるんだねー

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