朝に新聞を開くと、「かんなみ新地消滅」の記事が目に入る。戦後すぐから
できた遊郭の通称、飛田新地と形態は同じのアパート風の二階屋が並んで
一階で女性が座り、おばさんが声をかけて男性を呼びこみ気に入ると二階へ
上がり箏をする。形式は料亭なので形だけお茶と菓子風のが出る実態は売春。
今まで残っていたことが不思議だが今月に完全にやめるとか。尼崎の風俗業の
ことは知らないが昔から阪神間では特異なぐらい多い所だ。友人が尼崎出身で
三和市場の裏道や出屋敷にバスタオルだけ巻いた女の子が店の前に立ってる。
らしい。男性の性欲は昔から変わりなくどの時代でも遊郭はあるんだね。私は
吉行淳之介のファンなので「赤線」のことを詳しく書いた小説を沢山読んでる
ので行ったことは無いが、どんなとこか知っている積り。体売って半時間で
パート時給の数倍稼げる、今は子持の主婦がバイトで昼の数時間店に座る人も
多いらしい。一度するとやめても又、戻ってくる人が多い。花街もそうだね。
スケベ男がいる限り形は変わっても消えるこたぁありまへん。