先日,今年はじめて尼崎の街の草へ行きこれも久しぶりに古本屋らしい店で本を
見ていた。店内いたるところ本が積み上がり文字とおり足の踏み場も無い人一人
歩く通路の奥が帳場で、そこも本が積みあがりで関西で、こんな店は今はここだ
けでは無かろうか。好きな古本屋だが店外に置いてある百均箱など見て数冊、
本を買い家に帰って本をパラパラしてるのは一番楽しい。しかしここから落とし
穴があるのを寝る時に知ることになる。体がかゆくなるダニがいる、頭の上には
今日買ったばかりの古本がある。これまた今年始めてのダニだ。退院してまともに
古本屋行ってないしね。本をはたいて拭くのを怠った私が悪いのだ。かゆくて
その晩は寝れず次の日にパジャマを洗いお風呂に入りして何とかかゆいのは収まった
古本めぐりをしてると埃、ダニはつきものでまた何故かきれいな古本屋より良い本
が多い。昔神戸の古本屋の均一台で抜いて買った本を開くと半透明のふわふわして
動いてる虫をはじめて見たが、紙魚(しみ)だった。きれいな本には絶対につか
ない。汚い本についている。ひとによれば、うわっと放り出すかも知れない。きれい
なものでは無い。その紙魚くんつきの本が何だったか忘れたけど可愛いと思ったな。
久しぶりに味わうダニ、ほこりで今年の古本屋めぐりもようやくはじまったそれ
がダメな人は古本好きにはなれません。