二月十日過ぎて、ようやく春ぽい日になる。天気も良くポカポカ陽気。
新聞記事で気が付いたけど、五日が西村賢太さんの命日だった。去年、
東京のタクシーの中で意識を失い、そのまま亡くなった。その後が何とも
問題が起きた西村さんには母親や姉妹がいるが、度重なる素行の悪さや
暴力などで絶縁状態で遺体を引取りも警察にも出て来なかった。そのまま
だと「処分」される寸前に遺骨を引取る人が出て、その遺骨は生前に建て
ていた石川県の西光寺にあり、有名だが藤澤清造の墓の隣に本人が生前に
建てていて、四十九日に数人の関係者が来て納骨され法要があった。納骨
したのは藤澤家の親戚のおじさんがした。西村さんは東京出身だが本人の
強い希望つうか、没後弟子を自認して藤澤の墓もなかったのをお寺に通い
木製の墓標を捜しまだ小説が売れる前の貧乏な時に墓を建てていた。まぁ
ここまでやると尋常では無い感じだね。その納骨式にも遺族は出て来なかった。
全く関係無いと知らぬ顔を通したらしい。出版社の仲の良い編集者が尽力し
た。その遺族が先日に西村さんの住んでいたマンションにあった大量の原稿
や資料、古書等を石川県のゆかりの文学館に全部寄贈しているのを知った
部屋をカラにするのに押し付けたんじゃないかて気もするな。その原稿で
没後の本を出版している。へぇ印税は遺族が受け取るのだろうか?一周忌
の供養も墓参りもしないでね西村賢太は、どうぜ死んだ身と笑ってるかも