三連休終わりの祝日。すごく良い天気。ネットを見てると、何度も中島らもの出て
いる「徹子の部屋」があり、思わずじっと見ていたな。この番組見てなかったしね。
十数年は前だろうけど、大阪から仲間と東京へ来てこの番組に出たのは「さかだち
日記」に書いてあった。普段と変わりない感じで話している、らもさんは何だか
カッコ良かった。大阪の人がこうして東京乗り込んできたてなると、派手な服着て
おかしな化粧してたり目立った感じの人が多い気がするけど。亡くなって大分、
経つが故人は五二才のまま。いつも七月の命日にらもの文庫本を持ってお酒を
飲んで追悼する。一時は本全部集めようとしたなぁ。昨日は三連休中日で用事も
あり駅前に出かけてたので、ふらふらと電車に乗って住吉へ。東灘で唯一の大き
なジュンク堂へ行った。前は去年末で今年は初めてだ。まず雑誌を見てから、店
内をウロウロと歩く。本棚の間をこうしてると気持が落ち着くなぁ。今年なって
から古本屋とブックオフとかばかりで新刊書店行って無かったんだね。文庫棚
見てたら、ちくま文庫で内田百間「冥途」があり、へぇと抜いてパラっと読む
百間の第一作、初版は戦前の古書で見る。読んでたと思ってたが初めてで十頁
ほどの短い小説だが、すごくじんわりと来るものがあった。元は旧漢字だろう
から原文で読むと、もっと感じが伝わったかと思う。読み終えて少し目頭が
熱くなったな。これを読めただけでも出て来てよかった。文芸雑誌を一冊買い
下の階でコップを買ったりして帰る。チケット店で安売りの券を買おうと思う
が閉まってた。やれやれ。