四月も十日過ぎて、やっと一気に春らしい気候になる。上着を脱いで、紺のカーデ
一枚でも全然寒くない。この季節が良いなぁ。そんなので自分の中では春モードの
紺のカーディガンに紺のジーパンで、いつもの古本市ルックのリユック肩にかけて、
大阪梅田へ今年は何故か「阪神レトロ博」の阪神春の古書市へ。最近しんどい事
続きもあり、わくわくでいつもの八階会場は大勢の人で、その中をあちこち古本の
ブース見て回る。本を手に歩いてると、ああやっと春が来たなぁ。と思うよ。今日
は同じエリアで、レトロ博ぽい展示やレコード等も売っててそこにすごい列があり
何だこれはと思ったら、ソフビだと。古いマンガの原画の展示もあり「めぞん一刻」
も見つけて、今年初めに大人買いしたので「えっ」と声が出る。それを聞いた兄さん
に、大阪のおばはんみたいな声出すなと注意された。レジで並んでる時も高価な
展示本出して貰い買って値を言ってる声に反応してしまい声が出て後で言われる。
七階のアフタヌーンティで、兄さんとお茶して足を休めてあれこれ古本おたく話
さっきの本イヤがるのを出させて見る。「冥途」だった。黒っぽい本の代表みた
いなので、そろっと開いて見る。その辺は心得てるし一応、古本者のひとりだから。
隣の席の、おばさん二人は汚い黒い本出して何の話かわからない古本の話してるの
聞いてたが気がつくと居なかった。普段なら入らないおしゃれな喫茶店だけど、
デパートの中だしね。今から残った切符使いに遠出されるらしいのでメトロ博を
後にする。地下道を歩いてJR 大阪駅まで、あらまた古本しか買わなかったなぁ。
でも久しぶりにスカッとした。やっぱ春は阪神からやなぁ。楽しかった。