なえブログ日記

大島なえの気まぐれなブログ日記

火垂るの墓

七月も今日で終わり。明日から、八月です。夜中に起きて、なんだかなぁ。と

思うことあり。月の終わりて、何か起きることも多い気がするな。

朝は、曇り空でまだ暑さがマシな気がするが、午後から暑くなりそう。村上

春樹の「風の歌を聴け」の中に、暑い夏の夜のことを書いたよく勝手に引用

される文章があるけど、当時と現在では温度が五度は上がっている気がする。

四十年は前になるんだなぁ。家にまだエアコンが無いとこも多い時代だった

そういや村上さんが好きな「グレートギャツビー」の時代は、まだエアコン

が無かった。暑い日の事件の起きた日もホテルも車も冷房なんて無かったん

だね。家の庭にプールがあるのは多かった。昨日は、カフェへ行くといつも

愛想の良いミィさんが、「私、今日で最後なんです。」と挨拶される。そう

なんだ何か残念だね。と言い、お疲れさまでした。と少しお辞儀をした。

ミィさん何だか泣きそうな顔なっていた。別に、そうしようと思い言ったんで

無いが自然にそうしてしまう。その後に、英さんが来て今、お米が無い。とか

米が売ってない。そんなことあるんや。なんとなく石屋川あたりの話になり、

火垂るの墓」のことを英さんが言いだし、あそこが出てくる記念碑もある。

映画もまたしたら良い。と言うので、野坂の原作は読んだの?と聞くと少し

間を置いて、読んだ。と。ふーん。神戸の近所が出てくるから親しみあるんか

も。と言うし、そうかもね。野坂は養子で妹は血がつながって無いと、余計な

ことを言いそうなるがやめておく。ひと言、あんな泣いた小説はない。と私が

言うと、うなずいていた。午後もその話を思いだすと、ぽろぽろ涙がこぼれて

くる。