五月十八日。おだやかな朝、夜中にも目が覚めなくなってきた。昨日
は朝から、大阪たにまちの日だてんで早めに起きると仕事で居ない筈
の家人がいて新聞読んでいるので、は?となるが前から治療している
歯科の検査で病院へ有給とって行くとか。ああ、そうなの。私は古本市
行くから居ないと言うと、行ったらええやん。とかで用意してさっさ
と大阪へ。四月は集中したように古本市があったが、五月は大阪だけ。
いつもの古書会館へ歩くと夏みたいな日差しがきつい。少し暑いし。
中に入り、給料前のせいか少し人少な目な感じ。まぁ本が見やすいし
古本見るのも何だか久しぶりで、うれしい。本がよく目に入り手に取る
コテツさんがおられ、この頃天牛ですごい買ってるね。と話し良いの
見つけて抜かれ少し悔しい。本買い、しばらく外のベンチで座ってた
が、隣のおばあさんがうな垂れて寝てるのかと思うと、ダンナさんの
おじいさんが来て本の袋持ってまだ帰らへん。と言い古書会館に二人
で入っていく。八十は過ぎている。中に戻ると、やっと選び終わった
兄さんと一緒に帰り、地下鉄に乗って南森町へ。足が疲れたし出て
すぐの喫茶モンブランで、なんとなくランチとお茶して古本やら話
して、弁当風の多いランチをまた分けて食べてもらうのを隣の二人
組の女性に見られる。私には多すぎる大阪の喫茶ランチは。その後
に天神橋商店街歩いて、来たかった天牛書店の均一台に取りつく。
まだ片岡義男が何冊もあるよ。「スローなブギにしてくれ」映画
見たな。前は均一台の前に立ってるのもしんどくて足が疲れたが、
今日はゆっくり休憩したので元気。かなり減ってたが数冊抜いて中
の本もぐるっと見て、洋書絵本を買い。兄さん珍しく買わずで歩いて
天満駅から大阪へ。まだこれから神戸へ美術館へ展覧会見に行かれる
とかで、よくそんなに動けるねと呆れる。疲れないのと聞いたら、
疲れないそう。本当かなぁ。私は疲れるおばさんだし。月いちで古本
見て歩いて天牛も行けて、今月はじめて古本市は楽しかった。来月は
もう大分、暑くなりそう。