なえブログ日記

大島なえの気まぐれなブログ日記

釜ヶ崎の本

朝は雨ふりが、いきなり晴天になり午後からまた、どんより雲が出ている。

先日、出かけた時に古本屋で「釜ヶ崎風土記」を買い読んでいる。知らない作者

で出版社も聞き覚えが無い自分がしているのかも。大阪で発行している本。もう

二十年ほど前から私は西成、釜ヶ崎の本を見つけると集めている。どうしてと

言われてもうまく言えないが何か強く惹かれていくんだね。実際に釜ヶ崎のドヤ

に住んで体験したルポ風のや本当に日雇い仕事をしていた人の西成職安で仕事し

ていた人のマンガ本、詩集など。数年前に寺島珠緒の「釜ヶ崎語彙集」も買って

辞書のようなぶ厚い本を全部読んだ日も記憶にあたらしい。寺島さんは晩年尼崎

のアパートに住んで親しい人もいたとか。武田麟太郎の本もある。

しかしなかなか釜ヶ崎の中を歩く勇気が無いし一人だと女性だし心細いのもある。

一度、車で大阪外れに住む親せきの家へ行った帰りの国道で信号で止まっている時

に労働センターに並ぶ人の列を目撃した。アブレ手当をもらうのに日雇手帳に印紙

を貼るために並んでいるのだ。あっ。と思った。写真など撮れるものじゃない

物見高く行くとこじゃ無いと直感で悟った気がする。それも有名なあべのハルカス

が見えるような所でね。