七月半ば過ぎるが、相変わらず梅雨みたいな天気が続く。いきなり強い雨が降り
すぐまた止み晴れ間が見えたりする。金曜の夕方にひとりで行きつけの店でビール
を飲んでると妹からラインが来る。今度の月曜に実家で集まりがあり会うので、
その事かなと思えば果たしてそうで、私が持っている父親が亡くなる直前までして
いた金の指輪を使わないんだったら貸してくれの内容だった。しかし姉妹のカンで
それがウソで金の相場が高い今、お金に換えるんだろと直感した。おそらく一度
貸したら二度と戻ってこないだろう。お金に換えたら幾らになるかわからないが重い
しそれなりの値がつくだろう。指輪は父親の大事な形見だ、これしか形見は無い。
そう思うと情け無くなってきて涙がじわり滲んできた。仕事がダンナがケガで休み
中で困っているんだろうが、ダメなものはダメだ。母親にも何度も無心してるの
でお金を借りにくいのかもだがまず親に言えよと思う。実家に行くのがイヤになる。
この頃そんなのばっかり。親兄弟の縁も切りたくなるが、血のつながっている家族
てのも切るわけにもいかない。気が落ちて晩御飯が食べれなかったよ。やれやれ