九月も七日が過ぎ、台風が幾つも来て不穏な天気が続くな。
先日、久しぶりに大阪の古本仲間のひとりが手製の個人誌を作ったとネットで
告知していたので、ミニコミ好きの私は一冊買うと申込み送ってもらった。
以前はミニコミ、フリぺを作るのが流行していて、パソコンで作りプリンター
で印刷できるので自分で作りやすくなったのも多くなった理由だろう。私も
慣れないパソコンを使い、ヒナ型を作ってかれこれ四半世紀前から見よう見
真似で、ミニコミ誌を作って未だに続けている。と言いたいが、数年前に家の
プリンタが壊れて印刷できなくなりそれ以来、休んでいるな。手書きで作ろう
としたり思ったが、やはり読みづらい。始めは十枚下版をパソコンで作り見本
をまず印刷して、両面コピーで刷り五十部作るのを毎月していた。よくまぁ
あんな事ができたもんだ。それを郵送もひとりでしてたしね、今やれと言われ
てもできません。好きじゃないとできない、二年の間に二回倒れた。
最近ひょんな機会から、ミニコミを出して読んで数人にコピーして送ることが
あってから、またミニコミ好きの熱みたいなのを感じる。送った人から返事が
全員から届いてなかに新しいのを書いて欲しい。と書いてあるのもあった。
しかし口で言うのは簡単だが、実際に真っ白から新しいのを書いて作るのは他人
が思うほど簡単では無いしパワーも要る。できないとは言わないが充電中てところ。
それと出すなら、少しは読めるものを作らないと只の自己満足で終わってしまう。
客観的に読む力もいるし書く力もいる。別にもっと気楽にしたらと言われるが、
性分なのでそうできない。京都のスムースが一番好きなミニコミ誌だ。ほんの
手帖を別冊で、きちんとした冊子にして作ろうとした時に思ったのがスムース
文庫の某人の「借家と古本」のようなのを作りたい。と思った。なのでサイズ
や紙や字体などそう指定した。本にしたのはプロの人でこれも或る幸運もあり
丸投げでしてもらった。私の力ではとてもできません。今回そんなのやら、
思いだしたな。あらためて、ミニコミ誌好きやなぁ。と思った。