五月もあと少しに。色々とある週末。どうも気分が晴れないして昨日は
一日外へ出かけていたな。家にいても鬱々しそうだし。朝遅めにいつも
の喫茶店でアイスコーヒー飲んで、電車に乗り元町へ行く。美容院へ髪
の毛をカットして、すっきりした後にすぐ近くにある古書店で本を見て
ると、気づいた店主から声掛けられて何だか色々と古本話をしていた。
この店主、最初に入り本買った時にはすごい無愛想で、口がへの字。
何か聞いてもそっけないしよくこんなで客が来るな。と思ったが今日
は愛想よくしかも笑顔で内心へぇ。と思った。なんでも明治から初代が
古本屋創業し今の店主が四代目だと。面白いので聞いてたら二十分は
経っていたな。元町は大分前から縁があり、五丁目の黒木書店へよく
行ってたと言うと少し驚いていた。今年の即売会の予定とか聞いて、
文庫本一冊買い出る。ここの本は相性が良い。「小沼丹全集二」はまだ
棚に漬物石みたいに重く棚にあった。それで何だか気分も良くなる。
今週は思わぬつうか、心配事もありしんどかった。私は父が肺炎で危篤
になり病院で呼び出されたり、それ迄も何度も入院してすごく心配し
寝れない事も多かった。誤嚥から肺炎なった原因は妹が差し入れした
せんべいのカスが肺に溜まっていたのが検査してわかった。知った。
父が欲しがって食べていたのだ。その日も結局、病院で父のベッドに
ついていたのは私だけ。その時は、ここで自分がしっかりしないと。
と泣かずに見守ったが、峠を越し家に戻って布団に寝て涙がわっと出
たな。もうあんなのは嫌だ。と思う。まぁ余り余計な心配しないよう
に生きたい。思うほど悪いことも起きない方が多いしね。