九月三日、今朝はまた暑そうな空だ。残暑と言うより酷暑だ。昨日は、詳しい事
は省いて、新しいエアコンを買った。チラシに載っていた電気店の下取りありの
白くまくん。見て、すぐ決める。家人は運転手で来ててエアコンを見て「これに
したら。」で購入。一応ね。おまけにと、縦型のタワーファン新品を貰い、私は
それの方がうれしかった。諸費用込で、十四万円、一括で払った。ああ面倒くさい
のがひとつ終わった。娘と三人で、その後に王将へ入り遅い昼食を食べる。家人
は電気店の売場の相手してた小太りの店員が嫌いなタイプだと、散々貶していた。
娘は新しいエアコン買いこれで暑くない。とホッとして焼飯を食べている。九月
になりセールして景品もつけて売り出し中だったらしい。前のより安い。
この日は、元町の1003が開店して八周年の日だった。それを知り、少しし
まった。と思ったな。数字を覚えるのが苦手で、暑い時だったなぁ。しか覚えて
なかった、お花でもお祝いに持っていかなあかんのに。私の蔵書を、えらんだ堂
て恥かしい名つけて棚を持つようなって八年て、ことになる。開店前に、古本市
で店主に声を掛けられて、えらんだ堂の本を送り開店の日もお店に行ってから、
八年なるんだ。はじめは、十店ぐらい同じような貸し棚の人がいたが今は私だけ。
始めの一年は、すごく売れて本が良いとほめてくれる人も多かった。完売状態で
その後にコロナがあり休みになったりして売上も減ったが、そんなに売れないて
事も無く今は移転して広くなった店の真ん中に大きく棚がある。行くと、いつも
売れたスリップを出して見て店主と話をする。小柄で美人だが、内に大変なバイ
タリティがある。きっちり店を開けて客を迎えている。様々なイベントをしてい
る。私は、ふらっと見にいって何も手伝わないし売上を貰うだけでいつも済みま
せんて感じ。今年の春から夏にかけ、両親の介護疲れもあり疲れがどっと出て、
全然動けなくなり、えらんだ堂の本も用意する気力も起きず寝ていた時期があり、
これが潮どきかも。と思った時があった。去年に木山捷平フェアをして成功したし
と本を引き上げようか迷っていた。それを丁度、七月の古本市で会った古本仲間
の人に聞かれて、その話をしたらやめなくても良いんじゃないか。と言われ、
そうやなぁと細々でも続ける方が良いかな。と思った気がする。長く続けるのは
取柄だし。少し体の具合がマシになり、元町へ行ったら店主に、大島さんこれか
らもお願いします。と言われて、はい。とその後七月終わりにようやく本を送る
ことができた。この店主だから今まで、えらんだ堂を続けてこれたと思う。
おめでとうございます。九年目もよろしくです。