九月五日の朝は、晴れ。今日も暑そう。なんだか色々とあったが結果良し。
この頃うるさくて困っていた騒音おばさんも先月引越した。朝からそごい声で迷惑
この上無く苦情もあったらしい。めでたい、夢にまで怒鳴り声がしたもんね。
母もホームから介護タクシーに乗って実家へ一時帰宅できた。子ども三人が全員
出迎える。車椅子に乗ったまま家の中に入りいつものリビングの席につく。出前
のピッツァやお寿司を並べて皆で食事しながら一年九ヵ月ぶりに自分の家で食事
コーヒーが好きで、自分の手でカップを持ち飲んでいるしピッツァも食べている。
歩けないのでトイレも行けないからと自らホームへ行く。と言ったんだね。心配
していた認知症の方も普通に会話して私や娘のこともわかる。元々頭の良い人
なのだ。仏壇にも部屋に娘とお参りして、庭も見たりして二時間でまた介護タクシー
が迎えに来て乗り、皆で見送る。なにかけじめがついた気がしたな。一度戻り、
妹等に今日の手当を渡し残った食べ物などを持って帰らす。この日の為にお金も
用意したのがあれこれで殆ど無くなる。今度は、いつかなんてわからない。母の
お金だが、これで良い。と言ってるだろう。終わってから、なんだかこみ上げて
きて涙がポロポロと流れた。私なんとか頑張ってしたよ。