思わぬ事って当たり前だが、いつもいきなり起きる。
今日は午後すぐに車で家族で浜の王将へ行き、しょうゆラーメンなど食べ
どんより雨の降りそうな空の下、ついでにと家人に某駅まで送らせてS駅
の前で降り、駅を横切ってショッピングビル内にある大型書店へ。東灘で
ここしか新刊書店はなくなってウチからは駅ふたつ電車に乗らねばならない。
古本屋もここ数年でバタバタと無くなり、たばこ屋がして暦うってるよう
な古本屋ぐらいしかなく、ブックオフがポツンとあるだけ。まぁそれは
ともかく或る本を捜しに本屋をウロウロしていたが、それがみあたらず
雑誌売り場を見たり半時間ほど見てまわり少しは気が落ち着いたなと
電車に乗って家に戻る。本屋行くのに電車に乗らねば行けないのは本当
に情けない気分、ウチは田舎では無いのに。
何も考えず夕刊を開いていたら、いきなり坪内祐三さんの大きな写真が
目に飛び込んできて、わっ。追悼のページで三人が紹介されていた。
朝日の大分前から親交のあるらしい記者が書いていたが、さすが朝日
と思うようなまとまった追悼文だった。そこに坪内さんは朝日の連載
していたおそらくアエラが発売なると度々電話して呼びだしダメ出し
と言うのか、これが悪いとチェックして言ったとか。そうだろなぁ
と気づくものがあるというのか、なんせチェックの厳しい人らしく
自分にもそう課していたように思えた。おかしいことは妥協しない
はっきり言うような人だ。と思う。「本の雑誌」の日記でもよく
おかしいと指摘してたもんね。その追悼の文を読んでて、ふと
ツボちゃん、どこかから追悼文が掲載されると全部読んで、おい、
ここがおかしいんじゃねえか、などブツブツ怒ってるような気分
になってきた。オレはまだちゃんと見てんだからな。そう
思っていると涙がポロポロ出てきて、追悼のビールを飲んだ。