四月第一水曜日、朝いちに古紙回収の大袋をマンションのエントランスに持って
行く。しかし他に文庫や本がヒモで縛って出してあるのを見ると、ついどんな本
か取って見ている。持って帰りはしなかったけど通り過ぎることができない。
自分の、えらんだ堂なんてえらい名の棚を元町の1003で持ち早くも八年
経ち大した量ではないが本を持っていくのが続いているので、それ用の本を常に
用意しないといけないが、自分が気に入らない本は出さない。今年は二月末に
一度だけ補充した。母親が脳梗塞で倒れてずっと病院通いだし自分の薬を貰う
のに病院へ行く今日が、その日だった。一年経ったので血液検査もしたな。
病院は疲れる。その採決している最中に、母親がホームから電話してきたし
家には戻らなくても野暮用など、ほぼ毎週ホームへ何かしら持って行く。
今度は土曜午後も受付してくれるので家人が車で昼食を食べに出たあとに、
回ってくれて助かる。前の病院は土曜午後と日曜は休みで私が歩いて荷物
や着替えを持っていってた。医者は土日祝と三連休してその間に容体が悪く
なったが幾ら電話して言っても先生が休みの一点張りで一時危篤までなった
延命がどうのと月曜に呼びだされて行った時に言われたが、お前が連休して
代わりの医者に任せずほったらかしたせいだろ。と腹が立った。その後に
少しは良くなったが左半身マヒで後遺症が残っている。これからが長そう
せめて自分で歩けてトイレに行けたら、家に帰って来れただろう。誰だって
家が一番良いに決まってるよ、私もそうだ。長生きしすぎるのも困るのがある。