土曜日なのに朝から冷たい雨が降る。おまけに朝から、うるさい選挙カー
が候補者の名前を連呼して家の前を通るのでうるさい。この選挙で呆れる
が飲み屋の少し話すようなったおじさんからＳＭＳで神戸の候補者名を
明記したのに選挙で入れてくれとありしつこいし一計を案じて実は私は
著作もある作家です。知らない候補者の推薦や応援などできません自分
の沽券に関わります。とウソパチ９割の返事を出してやる。１割は本当だし
無知なのかどうなのか、もっと呆れたのは去年まで応援していた某議員
のライバルに今度は推薦しておる。まったくねー その飲み屋でビールを
飲んでいると別のおじさんが隣にいて、自分は芦屋の出だと聞いて無い
のに言うＨさん、この人の家が芦屋の旧図書館の裏にあった通称
「猿公園」の目の前にあった。或る小説の冒頭に出てくる猿のいる公園
のモデルになった。ここに図書館で勉強するのに疲れると猿の檻の前で
眺めて時間をつぶしたなー全然可愛くないごついストレス太りしたＯＬ
みたいな黒いサルで、ごつい手を檻の間からぬっと出しエサをくれと
ぶさいくな顔で訴える。何かえびせんでもあると、手のひらに投げて
やる。他にもリスの縦長な檻があった。時間はあり余っていたが行く
ところが無い（お金も無かった）テスト前や休みは図書館によく行った
な。洋館造りで好きな図書館だった。
芦屋自慢のそのおっさんは目の前にあったのに図書館へ行ったことが
無いとか。村上春樹の本も一冊も読んだことが無いそうな。ふーん
猿公園の猿は死んだが檻だけ残っている。この前、前を通った時に
覚えているよりずっと小さく見えたな。
