なえブログ日記

大島なえの気まぐれなブログ日記

パン屋再襲撃とな

今年の春は遅いのか、桜が満開を過ぎてもまだ少し寒い。

入院中の娘が少し体が元気になったらしく、本を持って来てと言い

どれにしようと本棚をしばし睨んで数分、結局「パン屋再襲撃」と

「東京タワー」にする。どんな選び方やねん、と自分でも思うが

他にカーディガンやタオルなど。お粥は出ているが、まだ食べると

気持が悪くなり余り食べれず。それでも始めの日は動けなかった

し本も読めなかった。今日は、お風呂に入りたいと言う。

ウチの家族は皆が本をよく読む子どもも好きで家の中は本だらけ

なのも家族が買うから。家人も読むし、ちと異常なぐらいかも。

次女は私の蔵書で「羊をめぐる冒険」を読んで、羊男が良いと

言う。それで北海道へ羊を見に旅行もしたりした。ビールが苦手

だったのが、サッポロビールを飲んでおいしいと飲めるように

なったなー「パン屋再襲撃」は村上春樹の初期の小説で、夜中に

激しい空腹に襲われた夫婦が家に全く食べ物が無く、パン屋を

捜しまわりパンを奪い食べる(結局パン屋で無かった)現実では

あり得ないような話をハルキワールド真骨頂の書きぶりで当たり

前のようにすすめていく。再襲撃とあるとおりパン屋襲撃の話も

その前にあるけど、再襲撃の方が有名なのだ。「東京タワー」は

リリーフランキーの母親の実話ぽい小説で、おかんの生き様が

すごい。最後はガンで亡くなる涙なしでは読めない。

 この二冊を入院中に読むのに持っていく母親もやっぱ変わって

るんかなぁ やれやれ