六月に入り、いきなり暑い。我慢できず今年初めてクーラーオン。私は
暑いのダメなんです。
朝いちから電話が鳴り、こんな時間に掛かってくるのはロクなのが無いが
当たりだった。京都の北にいる母方の親戚(元は祖母の実家)の叔母さん
が亡くなったとで母親が電話してきた。詳しくは説明できないが祖母は
母親が生まれてすぐに亡くなり、その後またすぐ祖父も病気で亡くなり
大阪の父方の祖母がひきとり育てられた。戦争もあり家も空襲で焼けた
りで学校も行けず苦労したらしい。京都の方とは長い間付き合いが無か
ったが、母親が仕事して余裕ができた頃に京都の親戚の家と連絡をとり
祖母の墓参りに行きだした。それから今も付き合いが続いているらしい
叔母さんが亡くなってお葬式に行くのは無理なので、香典を十万送った
とか。聞きながら結局それが欲しいんじゃないかと思うが言わず。
どうも芦屋にいる金持の親戚と思われてるフシがある。歩くのも今は
ヨロヨロなのに法事の度に連絡がある。一度だけ、そこへ行ったのも
祖母の法事のためだった。着くと小さな民家で着物をきたおばあさん
が玄関で座ってお辞儀されたな。こんな時は一応、娘の役をして礼儀
正しくあいさつし法事の間も大人しくして応対した。見たことのない
親族ぽい人が襖をとっぱらって広げた座敷に座り仕出しのお膳を並べ
てお坊さんが最初に何か話して食事をした。
祖母と母は、写真で見るとそっくり。あの山の奥の田舎の家で因襲の
ようなものが家の隅にあるのを、感じたのが私の唯一の京都の祖母の
家の思い出だ。毎年、夏に赤いトマトを送ってくる。