生きていると、思わぬ不思議な回向のようなものがある。と言うが今回は
本当にそんな感じの日だった。この前から母親が何度も電話してきて本を
買いに行ったのが「がん光免疫療法」小林久隆(光文社新書)で、どうし
てかと言うと、作者の医学博士でアメリカ国立がん研究所で研究されている
先生が私の行っていた芦屋市立精道中学の担任の先生が母上だから。始めは
よくある芦屋夫人の見栄はなしかと思っていたが、小林先生はとても良い
先生だったの等色々と思いだしたり先生も覚えていてくれてると聞き、思い
きって手紙を本と一緒にお送りした。それが二日前で今日、携帯に電話が
あり小林先生からだったので、びっくり三十年以上前からお会いしていない
が電話だと昔と変わらずしっかりしている、旧姓で呼ばれるのも久しぶりだ
しきりに文章が良いと褒めてくださり、好きなことを続けるのは良いこと。と
言われる。息子さんすごいですね。と言うと、好きなことをずっと続けている
からよと謙遜して言われる、先日も神大付属病院で始めてガン末期の患者に光
免疫の薬で手術したらガン細胞が七割壊死して成功したと大きくニュースに
なったばかり。もっと成功したらノーベル賞もとれるかも知れない。すごいな
先生はアメリカの息子さんと毎日スカイプで話するそうだ。また気が向いたら
電話してください。と言われる。もちろんそうします。なんだかただの偶然
とも思えないものある感じだす。