九月後半は、台風が停滞して蒸し暑い週末は雨らしい。前からここでも書いて
るけど、この頃掃除片付けづいてしまいゴミの日に何かしら捨てている。しかし
捨てられない物も出てくる、それが絵になる。そんなに沢山じゃないが絵も数枚
集めて持ってる。どれもしまいっぱなしで日の目に遭うことも無い。私の部屋に
おそらく仏壇置きだろうと思われる空間があり、そこについ額類を並べてしまい
掃除のついでにそこの絵も出して見た。絵が本物かどうかわからないけど自分の
目で見て欲しいと思うだけである。某巨匠の自画像とサインもある絵があるが、
これは私は別の同時代の画家が描いた巨匠像だろうと見て思った。すごく気に
入り欲しいと思っていたら、偶然に持ち主が阪神間に住んでいて向こうから電話
があって売りたい。との話だったが言い値が高すぎて断ったら半額でも良いて
なり、とにかく会うことになりA市まで出かけて、絵を見にいきなかなか他の絵
ばかり出してきて見せてくれない。こちらから言いやっと出して見せた絵は本物
だ(と思った)しかし表向きはサインの人の絵だが、これは描いたのはNTですね
と聞くと否定しなかった。実は別人にもそう指摘されたという。どうしてわかった
のか?と聞かれた。他の画集で見た自画像と同じピンとくるものがありそう感じた
根拠とか無い只の見た直感だけ。結局、交渉の末ニセモノのサイン(おそらく後
で誰かが入れた)を言い当初の言い値の四分の一で成立し現金で購入した。もし
サインなしで本人の絵で売られたら百倍の寝になるかも知れない。うまく言えない
けど本物の絵には大きなパワーがある。偶然にもサインの巨匠とNは同じ病気で
亡くなっている。どうしてそんなのわかるんだ、と聞かれたら只わかる。としか
言うだけ。大事に死ぬまで持っていたい絵