九月最終週、今朝は秋らしい晴れ。そろそろ鰯雲が見えそう。昨日は約二ヶ月
ぶりに元町へ出て美容院で髪の毛をカットした。その後に斜め前にある古本屋
にふらりと入り本を見て、二冊買おうとレジに持っていくと、こんにちは。と
挨拶される。見るとハレクモさんだった。あら、ここで仕事してるの？と話し
てるといきなり本持った客が並びだす。ここで週四日仕事してるそうな、前の
新刊書店はやめたと。まぁ何つうか狭い世界なんだね、古書界も。彼女は消し
ゴムで手彫りのハンコを作る名人でもある。あちこちで依頼されてハンコを
作っているらしい。細かい作業でしんどいと思うが手に職もってる方が強いし
私も前に本の絵のハンコを買ったことがある。時どき使っている、えらんだ堂
のハンコを今度作って貰おうかな。納品書とかに押す屋号のとか。ハンコと言
えば去年に、父親が亡くなった後の相続の手続の為に、私の実印が必要になった。
しかし自分の実印を持ってなく、急いでいたし近くのハンコ屋さんで作りに行き
見ると、あれこれ種類がある。象牙は今はないし水牛の骨で手彫りのがあり少し
高いが一生物と思い注文した。氏名四字で字体も選び大きさも指定して好きなの
を見本見ながら選んだな。一週間掛かり電話があり受取り金額忘れたけど数万円
したと思う。そのまま区役所へいき印鑑登録して証明も出してもらった。ハンコ
を自分用に作ったのは初めてだったが、なんか持ってると重みみたいなのを感じ
る。兄弟も実印を持っているが、全部母親が元気な時に作ったのだ。私もあった
が震災で失くしたまま。その実印を押した書類を完成させて何とか手続ができた
が、すごく面倒くさかったのを覚えている。残ったのは実印だけかも。
