波

九月も、ようやく終わりが見えはじめて、ぐっと秋らしい涼しい。外を歩いても

暑いと言わなくなったし汗も出ない。うれしいな。まだ安心できないかもだけど。

本を送ってくる封筒はレターパックで三センチまでなら同じ定額で送れる。それで

今回おまけで「波」九月号が入っていた。これは新潮社のPR誌。以前は三宮のJ堂

三階にある古本仲間では引出と呼んでいる場所に、全部置いてあり月末あたりに

行くと各引出に「波」「本の話」「ちくま」「本」などがあって早いもの順的な

取り合いになっていた。無料だし。私も、ほぼ毎月見に行ってし顔見知りの古本

仲間と遭遇したこともある。皆、無料だと熱心なんだね。しかし或る時期から、

誰かが入った途端に目ぼしいのを全部取っていく、としか考えられない位一冊も

無くなってしまった。コロナ以降はそこ迄マメに行かなくなったし今年はほとんど

行ってない。体調も悪かったし酷暑すぎたし。新刊書はネット注文で買うように

なったのもある。それで久しぶりに波を読んだら、あれ断筆宣言して久しい方の

豪華な食事日記があった。この方は一時、神戸に住んでいたな。震災の後すぐに

東京へ移ったらしい。他にも結構面白いのがあり全部読んでしまった。今は経費

削減でＰR誌もやめている出版社も多い。まぁそれだけ貰って本を買わない人も

いるからね。でも引出のを全部持っていくのはあかんやろ。