一月五日。そろそろ仕事始めて人も多そう。これから一年が始まりますね。
いつも行ってコーヒー飲んでるカフェが昨日から開いたので、顔を出す。と、ほぼ
いつもの人等が勢ぞろいして、わいわいと話しする。家族のいる夫婦もいれば、
ひとり暮らしの人も居る。独身で四十代の女性もいて、中間の年の私はその女性A
さんと話が合う。明日は、やっと一人で元町へ出かけると話しすると、笑顔で又
本屋行くの?と言われる。よくわかってるなぁ。三が日、パチンコして負けたと
話してる人もいて、ヒマだから行くのかクセで行くのかわからないがそんな人
ほど普段細かい。家で昼食を食べて午後に一人で銀行へ新年明けの野暮用しに出
るが、散歩するのも今年はじめてで何となく楽しい。近所に本屋が無いし本も見れ
ないので途中ポストに出してない年賀状を投函して町を見て歩く。店はほぼ開けて
いるが、なんだか活気がもひとつ。新年四日になると、少しうんざりした顔の人
が多い気がする。銀行であれこれ用事だけして生協で血圧測ると、去年より正常
値でホっとしたな。二年前に倒れた時は血圧が二百もあった。坪内さんもそれ位
亡くなる前はあったらしい。血圧は怖いのよ。毎日クスリを飲んでいる。体重も
二年前より七キロ減ったし、自分の体調は気にしてないと良くならないからね。
毎年、日記帳も新年から新しいノートで始めてるがこれも長年続いてる。だが、
三年前に思うところあって過去の日記帳を全部捨てた。何となく余命が余り無い
気がして誰かに読まれるのが嫌でそうしたが、その半年後に死にかけの病気して
入院した。丁度、二年前の今日だ。そこで死なずにまだ、だらだらと生きている。
日記帳も三冊目になった。時どき、今の私なんて手帳の余白みたいな残りの人生
のような気がする。余白の人生だし、好きなよう生きても良いかな。て思う。