なえブログ日記

大島なえの気まぐれなブログ日記

お試しの京都

二月二三日は、天皇誕生日の祝日だ。あら、私とほぼ同じ年だったのね。三連休

初日で、前からひとりで行こうと少し遠出したい。と思ってたので家族も皆さん

朝からおらず雨がパラパラ降ってきたが傘も持たずに駅へ。まずイコカに機械で

チャージして丁度芦屋にすぐ来た、新快速に乗るがすごい人。なんとか座るもの

の京都まで一時間乗り、それだけでもう疲れてきた。四年ぶりに京都駅で降りる

。ここもまぁすごい人で、どこも行列がありトイレも外の通路まで並んでいる。

なんだこれはて思うほど、人でごった返している。ここも数えきれない位今迄

来てるが、なんせ観光客が多い。駅から、なつかしい東山が見えた。今日は前

から教えてもらい知ってた駅前すぐの地下街ポルタにある古本市へ行くのが、

目的。駅の外もまだ雨で濡れてるし、すぐ地下に降りて記憶を辿り歩くと奇跡

的に古本市会場の目の前に出た。こぢんまりしてるが特色のある本多いし京都

らしい本が多い。大野新「乾季のおわり」砂小屋書房があり、へぇ。と手に

とり他にも結構欲しいのありうろうろ見る。人も多い外国人も多いのは京都

ならではかな。やっぱ少し客層が大阪と違うなとか思う。こだわりがある。

五冊買って、どこかコーヒーでも飲もうかと思うがどこもかしこも人が並び

満席。休みのせいもあるんだろね、諦めてまた京都駅に戻り電車に乗る。

ずっと京都に来れなかったのは、三年前に病気で倒れてから長い移動に不安

があり、もし途中でしんどくなり動けなくなったら困る。と思って控えて

いたから。何度もお誘いもあったが行かず。今年なって、やっぱ一度は行け

るかお試しで短い時間で行けそうなので出かける気になったんだね。何とか

帰りの電車も混んでたが座れて、高槻,茨木と割に田園風景の多いのを眺め

て大阪に着き、芦屋まで帰ると少し疲れた。でも大したものでも無く心配

してた程でなく一応薬も飲んでたが体も普通でホッとしたな。前に京都へ

行ったのは四年前の十月だった。その年の十二月年末に倒れた。なんだか

頭もしんどいし体もフラフラすることが多くて今、思えば少し前兆があったの

かも。それも古い友人が四国から京都に転居したから、会いたい。と連絡が

何度かあり、秋に知人の個展があるのでそれに行くのに合わせて、日時を

決め何故か神戸の私が食事する店を探して賀茂川の角にある有名な中華料理

店にして、予約する寸前にドタキャンされた。それで予約せずに京都の街

を歩いて個展を見にいって本屋も寄って、賀茂川を眺めて駅へ戻り帰った。

その間、電話一本ない。主婦のおばさんだった。すごく疲れたのを覚えて

いる。後で、連絡があり何度かまた会いたいと言われたが返事してないし

それきり会う気も無くなりてか、それはあかんやろ。て思ったとこがある。

私なら約束したら余程のこと、例えば親が死ぬか自分がいきなり倒れて動

けなくなるとかじゃない限り会うだろう。そんなタイプの人もいる、しか

しそうじゃない人の方が多いらしい。おばさんに多い。男も中にはいるが

数にしたら女の方が多いと思う。私はガンコだし、イヤだと思うともう

二度と会わない。それからずっと体調悪くて年末に入院して翌年に退院

し三年が過ぎた。京都は、なつかしい感じのする好きな街だ。でもこれ

でケジメがついた様な気もする、二度と行くことは無いような気もする。