水曜の朝は、きれいな晴れ。早朝の朝の道をまっすぐ西へ歩いて二キロと
少し、丁度バス二駅分行くと父親が入院中の病院に着く。
昨日から緊急入院している父親は去年も半年別の病院に入院していた。
今回も同じ肺炎の病気で医師からはレントゲン写真を見せられて肺が
殆ど機能していない。いつ死んでもおかしくない様なことを宣告された
それも二度目なので始めての時よりは耐性がついてる気がするな。
夜中に呼び出しの電話があるかもと思いながら寝て、今日は朝早くに
病院へ行くのは見舞いもあるが、受付で保証金五万円を払いに行くため
救急車で運ばれて、その日に五万払えて言われてもと思ってたら、明日
でも良いです。とかで母親にそれを言うと家にあるけど今は持ってない
ので、あんたにこれ預けとくから病院代の方は任せる。と銀行のカード
を渡される。
急ぐのでスーパー内にある機械でお金を出したが残高が数百万あり
うわっ。これだけあれば足りるだろと思ったし母親が葬式代もある。
と言ってたのがわかった。とりあえず受付で保証金を出して領収書
を貰う。病室に行くと父親は寝ていて酸素のマスクをつけていた。
去年に重体なった時となんだか似た感じだなと顔を見ていた。
窓から秋と冬の間の青空が見え刷毛をひいた様な白い雲が浮かんで
いる。