我慢の三連休と言う割には、遊びに出かけてる感のある土曜日。
今日は、それこそ我慢する予定は無いけど家で本を読んでいるなぁ
坪内祐三さんが一月に心不全で急遽されて十か月、なんだか酒グセの
悪さや血圧200以上あるのを放置してたの言われてる。しかし言い
たい奴には言わせておけ。と思うとこもある。「本の雑誌の坪内祐三」
を前に何かすごく本がらみでむかついた時に電話で話したM堂に出て
るよ。と言われて「買う。」と買った本で、ようやく今頃読んでみて
やっぱ坪内さんすごいわーと唸る。本の買い方もだけど、記憶力が
尋常で無いしいい加減な言葉にごしに厳しく自らも徹底的に資料を
あたってから原稿にしている。こんな人他におりまへん。少しだけ
同じ文学的時間を感じたのがあったのは、ツボちゃんが某雑誌に
匿名のボーツーで書いた「負けるな長吉」コラム。当時、車谷長吉
が「新潮」新年号に発表した「刑務所の裏」が某夜社の人がモデル
となって酒グセ悪い金も無いのに大酒飲んでお金払わず店かに靴を
預けて裸足でたたき出されるのを(おそらく事実)小説に書かれて
逆切れし名誉棄損で訴えられた時のことだった。その小説をコピー
して京都の湯川書房の湯川さんに見せて話しをして後で車谷さんに
電話して詳しく話をお聞きしたことがある。裁判になり和解金に
何十万か払い済んだと。私小説を廃業宣言をすぐ後に某誌に発表
した。あの時に、負けるな長吉を読んでうれしかったのは私と他
にもう一人いたと思う。