六月も明日で終わり。なんだかこんな出だしばかり書いてる気がするな。ネット
で注文した本、「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」坂本龍一が二日で届く。
すこし僻地の書店に注文してるせいか、今まで二週間ぐらい普通に時間が掛かり
特に前の文芸誌の時は、あったと連絡が来てから八日目に届いた。どんな事情か
わからないので後で知ったら、別の支店にあったのを取り置いて配送して貰い
それが六日ほど掛かったらしい。まぁどうせヒマなんだから急がないけどね。
今回の本は、話題らしく在庫もあり早く届いた。郵便局の人がいつも配達して
くれこれで五回目でお互いに顔も覚えている。五十過ぎぐらいの痩せたメガネ
をかけたパっとしないおじさん。いつもありがとう。
坂本龍一は今年の三月二八日に、全身ガンで七一才で亡くなった。本は初めて
読んだが、「新潮」で連載していたそう。話しているような淡々とした文が
良い。ガンと言われ手術した後にまた別の転移が見つかりの繰り返しの日々
すごく辛いものあるだろう。自分がなった時に始めてその辛さがわかる。
私は教授の音楽が好きだった。ピアノを弾く姿をテレビで見たことがある。
孤独と病に闘っているようだったな。カッコ良い人だった。こうして過去形
で書くのが辛いです。