九月も半ばの十三日。なんかこの日はロクなことが無い気がする。終わって
みればやはりそうだった。夜中に見た携帯のツイで、ひどい目に遭ってる
彼女に泣くし。朝は、亡くなった認知症なってた大阪のおばあちゃんを思い
出して、やはり泣いた。ずっと思い出さなかったのに、きっかけがあった。
大阪の親戚のおばさんは今は震災後にひどい事言われて絶交状態だが、お
ばあちゃんだけは大好きだった。まぁ仕事してると理不尽な目に遭い腸が
煮えくりかえる程、腹が立つこともある。機嫌が悪いだけで、部下に当る
上司も現実にいるものだし。私も、そんな目にあった。やめようかと思った
時に部署変えがあり、元町のきれいなビルの中の事務所に配置されて、落ち
ついたな。同じ事務仕事でも、きれいで広いし窓から海が見えた。それだけ
でも気に入ってた。「すーちゃん」や他の益田ミリのマンガには四十で独身
の女性が出てくる。皆、仕事してお昼に同僚の同じ独身女性とランチして、
仕事終わりにも食事したり飲みに行ったりしてグチを言い合う。ふーん。
しかしそうじゃない現実の人も多分多いと思う。部署変えなった所は、同じ
年の女性は居なかったし、お昼はお弁当か外に出て喫茶店のランチか中華など
を一人で食べていた。男性は皆、年上つうか父親ぐらいの人ばかりで独身の
人はいなかったし。大手企業で働いていた知人の女性は殆どが職場恋愛で結婚
してたな。そこしか出会いが無いんだろか、と思ったりした。元町だったので
会社帰りに、いつも本屋かレコード屋に寄るその後に行きつけのジャズバー
にも行きビール飲んでいた。ずっと女子高だったし洞年代の男性とロクに話した
事も無かったのに、この店で客が殆ど男性で話しかけられたりしゃべってる内
に全然意識せず男性と話しできるようなった。これも日々の訓練みたい。人生
で一番楽しかった時期だろな。二八才で結婚したので、終わったけど。店も今
はもう無い。すーちゃんが二十年後の六十なって、どうなってるのかな。と
私など思ってしまう。