十一月最後の日曜日。村上ラジオがある日だなぁ、ほんとにラジオ聞けるよう
にしたい。甲子園の友人の古書店が前より場所の良い路面店に十二月になり、
移転するので、前から相談を受けていたが電話であれこれ話す。しかし少し
驚くのは、目前なのに呑気と言うかいつもと同じで開店の前日も定休日だから
休む。と言うので呆れる。看板も置かないらしい。まぁ今まであちこちで本屋
の開店を見てきたが、どこも前日ぎりぎりまで値付けしたり準備で疲れ果てて
いたし不安もあるして感じで当日を迎えていた。色んな人がいるんだね、それ
で私も本の方で少しお手伝いすることになり、また本を選んで用意することに
なる。どうも年末つうかしばらく古本屋や古本市通いは続きそう。個人で本屋
を開業する人は多いし、廃業する人も今年は本当に多かった。お金のことも
あるし人生の一大転機のようになるだろし。現実は思うほど本が売れなかった
り客が集まらなかったり、家賃が払えなくなる人も見てきた。資金が無いと
続けて行くのは難しいとこもある。本屋では無いが、近所に新しくできた店
に朝コーヒーを飲みに時どき行くが、始めはおいしいしママ一人で応対も良い
感じで割に気に入ったけど、開店して四か月経ち先日行くとママは忙しくして
どうやら旦那さんが座って新聞読み、娘さん三十代二人がカウンタに座り、
手伝うでもなくしゃべり家族が店で家みたいに居るし、旦那さんがパチンコに
行くとママが、「おっちゃん」とかあいつ呼ばわりしてブツブツ娘に言いだす。
少しうんざりして店を出る。個人でしてるとこうして家族がはべり締まりが無く
なるのは多いのだ。三ヵ月後ぐらいが見えてくるんだね。客はよく見ている。